社保庁コンピューターシステム刷新先送り 改正分優先

http://www.asahi.com/life/update/0710/002.html

 しかし昨年の年金改革のため、厚労省にとってはこれに伴う変更への対応が最優先。中でも夫婦が離婚した時に年金受給権を分割する制度は複雑な情報処理が必要なため「給付プログラムの半分を直す必要があり、全く新しいシステムを同時につくるのは無理」と判断し、機器を集約する程度の手直しにとどめることにした。

あれだけの縦割りで、同じ機能が複数個所で書かれているプログラムは修正も大変だろうと思う。機能の共通化とか考えても出来ない環境なんだろう。っていうより、共通かどうかシステム全体を把握できてる人がいないだろう。でも、半数はすごいな。初期開発したメンバーってどれだけ残っているかも疑問。

年間維持費が1100億円もかかることなどから、抜本的な見直しが求められていた。特に給付にかかわるシステムは、03年にプログラムの誤りによる総額274億円の大規模な給付ミスが発覚するなど問題視されていた。

年間維持費の内訳を聞いてみたいところ。