義経 兄と弟

義経（滝沢秀明）と頼朝（中井貴一）が合う話。あとは、富士川の合戦で静（石原さとみ）が出てきた。
石原さとみは、やっぱり和服が似合うなと感じた。
全然関係ないが北条政子（財前直見）がでてきた。義経と政子が会うシーンでは、いまひとつ、現実感がなく、演技もつたなく感じた。義経はアイドルだけど、政子は女優でしょ？

富士川の合戦に関する描写は、水鳥の羽音に驚いた平家が、あわてて逃げてしまうという、義経の話の中でのポイントの一つなのですが、映像がいまひとつに感じた。お金はかけてあるんだろうが、どうしても、陳腐に見えた。同じ羽音で、なぜ源氏は逃げなかったのかとか、物語に深みを加えることで、現実感をますと思うのだが、どうだろう？

伊勢三郎（南原清隆）や駿河次郎（うじきつよし）の情報収取などは、妙に細かく描かれているが、いまひとつ、ストーリー全体からは、かけ離れており、本当に必要なのかと考えたくなる。

弁慶（松平健）は、義経一行のなかで頑固爺の役に固定されてしまっている。

平氏側は維盛（賀集利樹）が大将をしていたが、兵をまとめられず、都に戻り、清盛（渡哲也）に怒られる。まぁ、怒られもするなと思う。本当だったら、仮面ライダーアギトに変身して源氏を蹴散らしてくれっ！とかも思った。「目覚めよ、その魂っ！！」って感じで。