義経

話を、だれもがいい人って見せようとしていて、今日は結構つらかった。北条政子財前直見)だけは、いい人とはいえない扱いだ、これは後の静(石原さとみ)が、舞台で舞うときに、いい人かすると予測しておく。
話のほうは、平家の追討の軍からはずされた(滝沢秀明)が都で夜盗の取り締まりをしているが、ぜんぜん夜盗が減らないので、夜の世界の男、朱雀の翁(梅津栄)を通じて直接、夜盗のリーダーと会い、協力を申し出て、夜盗がその後減り始め、後白河上皇平幹二朗)の信頼をより暑くする。
後白河上皇従五位下義経に授けようとするが、義経は頼朝(中井貴一)の許可なく官位は受けられないと断る。義経は、鎌倉に伺いを立てるが鎌倉は返事をよこさない。これは、後白河上皇義経の反応を見るためであった。
そのあとしばらくして、後白河上皇義経をある寺に呼び出し、そこで自分が義経と同じような境遇で育ったことなどを話、お涙頂戴で朝廷側に義経を取り込もうとする策略に乗ってしまう。
別の日に義経は御所に呼び出され再度、「従五位下の位を授ける」といわれ、もはや断れなくなって、受けてしまう。
鎌倉では、うだうだうるさい、政子に頼朝がキレてもう政に口を出すなという。北条時政小林稔時)は、北条が軽んじられていると思ったが、政子にいさめられる。
頼朝は、熟考の末に「義経を大将に任じて屋島の平家を討つ」と家臣の前で宣言する。
今日で、それを後白河上皇から聞いた義経は、それを受ける。
話の中で静の「人は支えあって生きている」というような内容の台詞にちょっとジンときた。ひとは、もたれ合って生きているのでは無い。