テストや構成管理は、お金を生みません。マイナスを防止する仕事だと思ってますが、世の中、ここら辺に意外とお金を使ってないのかなと思ってしまいます。
たとえばテストですけど、大規模プロジェクトではテスターのスキルでテストの内容が変わらないように(つまり均一な品質を持つように)テストを計画したりするわけです。統計的にどんなミスが起きやすいのでこういうテストをするとかって決めるわけです。お金を潤沢にするとどんなテストでもできるのでしょうが、最低限の費用でテストをしようと思うとテストがしやすいもの/障害のおきやすいところ/障害があったら運用に耐えないものということで、作業を絞ってテストしたりするわけです。一方の構成管理の話ですが、これもお金をかけて、丁寧にやれば(手順を決めたりスクリプトを作ったり)誤りも減少したりするんでしょうが、これも意外とおざなりなのかもしれないな、とおもってます。やっぱり、数字としてお客さんに対してお金をとりにくい部分だと思うんです。お客さんにしてもちゃんとできていて当たり前。スクリプトを組む技術力が無いですって言うわけにも行かないから、これでテスト漏れですとか、確認漏れですとか属人的な理由にしちゃうんでしょうね。これの被害をかぶるのは、作業担当した人たちで官僚的な仕事をしなければいけなくなってしまうわけです。場合によっては他の開発者からいじめにあうかもしれません。忙しさのあまりミスをして、どうにも廻らなくなってしまったりするわけですね。ここら辺も、官僚的とか意識しないように、または意識しても自然に作業ができるといいですね。